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2009年3月 9日 (月)

おくりびと

書店で電車を待っている間に青木新門さんの納棺夫日記を手にとって立ち読みをしていたら、10年前に読んだ記憶と随分ちがっていたので、確か家にあるはずなのに又買ってしまいました。電車にひかれた死体の脳みそを拾うくだりや腐乱死体の蛆の大群の話は記憶していましたが、親鸞を中心とした宗教論と言うか死生論を深く追求した部分は忘れていたので、つい新鮮に感じたのでした。映画「おくりびと」のお陰で筆者は急に時の人になりつつありますが、出るべくして出た本であり、人と思います。私達は死というものから遠ざかった生活の築きの上に生活をしています。実際は隣り合わせであって、その事をしっかり頭に入れていればもっと今がいとおしいはずという事が書かれてあります。映画とは大分違いますが、映画はそれで又味があって良かったと思います。ノーベル賞受賞は映画界に金字塔を立てましたが、別の意味で自殺者3万人の時代にはとても意味のある出来事だったと思います。

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